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ハシゴ~平成館と法隆寺宝物館

国立博物館では今
悠久の美~中国国家博物館名品展』をやっている。

ポスターは犀尊(動物のサイの形をした尊という名の青銅器)。

    サイは中国にいたのか??

実に写実的な造形で、神聖さを表すという渦巻き
みたいな金色の文様が描かれている。

これが紀元前1~3世紀。
さすが中国5千年!

新石器時代(紀元前1万年頃)から五代(10世紀)に
かけての選りすぐりの名品が展示されている。
晴れた平日の午後、平成館はいい具合に空いていて、
お客さんはシニアが目立つ。
団塊世代の退職後は、もっと混雑するんだろうなー。

思いがけず三星堆の突目面具もあった。
なんてアバンギャルドな巨大お面だろう。
他に類を見ない、ものすごいオリジナリティーだ。
しかも紀元前13~11世紀。
日本ではまだまだ縄文時代の頃。
三星堆は興味深いなぁ。

雁魚灯という名のランタンも面白かった。
水鳥が大きな魚をくわえている。
その下に灯りを置く。
煙は雁の口から吸い込まれて雁の体に溜まる仕組み。

ぐっと新しく(!)唐時代の黒釉三彩馬。
最高級の西域馬が活き活きと表現されている。
筋肉の描写がリアルだ。
『なんでも鑑定団』には、よく唐三彩のニセモノが登場している。
これが本物か。

見終わってまだ時間があったので、久しぶりに法隆寺宝物館へ。
ここは平常展にもかかわらず国宝・重要文化財が
ざくざく展示されていて、まさに『宝物館』だ。
しかも空いている。

第2室の金銅仏は殆どが重要文化財。
飛鳥時代の貴族たちが個人的に拝んでいたとされる
小さい鋳物の仏像がたくさん展示されている。
展示品保護のため照明が落としてあり静謐な雰囲気だ。

飛鳥時代は、歴史物として私が大好きな時代。
ふむふむ。
いやいや推古14年作か天智5年作かで、随分違うってば。
朝鮮半島伝来の阿弥陀如来は素晴らしい。

2階の展示物は楽器・金工・テキスタイル・書。
上がってすぐ唐伝来の7弦の琴(国宝)。
現代の日本の琴より随分小ぶりだ。
琴柱の展示は6つ。あれ?
琴と琴柱は対ではないのね?
(琴部出身なので気になる。)

第5室には国宝ざくざく。
特に目玉は竜首水瓶(7世紀)。
端整な形にペガサス4頭が描かれている。
竜は、ネバーエンディングストーリーのファルコン似。
目は緑色に光っている。ガラス製か。
竜の顔の正面に回ってみると、やや左に首を傾けていて愛嬌がある。

すっかり心洗われた冬の午後。

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